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zoom RSS Tokyo観劇報告2017.6.24>劇団離風霊船「ようこそ、見えない世界へ」〜13

<<   作成日時 : 2017/07/11 16:05   >>

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★OS1、2、3、4
なんとマックOSとWindows2000、XP、そして7の役…って、なんだこりゃ!(笑)
橋本氏は「運命なんて…」の上野毛警部が決定的に面白かった(笑)
「ゴジラ 2016」では更に吹っ切れた…振り切った?演技に驚嘆させられた。いや、もっと以前から、かもし出す可笑し味というものは感じ取れていたのだった。
今作では、そのことよりも実力・存在感といったことを強く感じた。彼ならあの舞台・あの観客をたったひとりでも引き受けられるのだ、という。

反面、失礼ながら正直言ってお嬢さんがた3人がかりでもようやくどうにかそこまで行くかいや少し届かないか…という、舞台人としてのキャリア/レベルの差をはっきりと認識したことであった。

★楓
個人的に好きな名前だ。色っぽさを感じる(^^
ダブルキャストを、両方観た。
私に言わせれば、どちらも"猫"系小悪魔ギャル…という感じか。んー、でもないかー。
…ま、犬っぽくないことだけは確かだと思う(笑)
だが、猫と言ってもいろいろある。
たったひとりで「星組」とされた池内女史。ストレートロングの髪が美しい。懐かしい…と言いたいところだが個人史的にはまるでご縁がなかったバブル期のイケイケお嬢っぽい出で立ち。しゃなり、とした可愛さがあり、それが反面小悪魔っぽさを際立たせる効果もあった。最後の"戦い"のシーンも、かわいらしさが前にでていた感。

一方、たった…ry「月組」の陽花女史。強めの猫系。虎?雌豹? 
'70年代ファッションを想起させる(ピエール・カルダン?と思った:笑)、テクノポップ系というかサイバーパンクというか、そういうミニワンピの衣装。編みこみピンクメッシュの短めでアップの髪。強さや機敏さを感じさせる出で立ちだ。キレがいい、という印象。戦いシーンでは全力を振り絞っていた感。

★美沙子
みさこってこんな字だったんだ、とリーフレットを見て思った。舞台では耳で音を聞いていただけだったから字までは思い浮かばなかった。
ところで盲人は文字を意識するもんだろうか?
…いや、美沙子は途中失明だから文字をすでに「見て」知っていたはずだ。
ということは逆にもしかして生来盲(先天盲)かつ完全失明の景子は所謂「スミ字」の文字を知らずこだわりも、ない??
…いやいや、洋太に名づけるときや紹介するとき「太平洋の洋に太陽の太」(だっけ?もう忘れてしまったぞ困ったな)と二度か三度も言ったんだった。ということは文字の知識もこだわりもあるってことか…
それはともかく、演ずる倉林女史は、ヒロイン役ともどもに視覚障害者施設に行くなどして体験したりじっくり話を聞いてきたというだけあって、演技は堂に入ったものだった。
特に、折りたたみ式の「白杖」(はくじょう、と呼ぶ)を畳んでまとめて伸ばして…という扱いは見事だった。

★景子
皮肉というにもほどがあるネーミングだ。よりによって景色の景だもん…
出生届の期限までに新生児の視力について確認できなかった、ということもありうるな。
…ともかく、ウィットに富んだネーミングだ。
みょうじの方の香取という嗅覚に関連したような名というのと合わせて(^^
…などと思いつつ漢和辞典で「景」の字の項を見た。
 https://okjiten.jp/kanji690.html
いくつか並んでいる字の意味の最後に「カゲ(影)」とあって、ひとりニヤリとしてしまったことだった。

それはともかく、ヒロイン吉岡あや嬢の演技も声も、素晴らしかった。姿勢も。
やや浮世離れさえしているような感じ。…それが、忍耐強くて他人を責めずよく赦すさまは、非人間的な…人を超えた部分があるように感じられすらしたのだった。

★久米島
山岸諒子女史演じるAI開発会社の社員。ボスのツクダニさん…じゃない田造氏にアゴで使われている風だから下っ端社員なのかな?と一瞬思うが、そうじゃないと後でわかる。
彼女は計画に深く・長く関わってきたのだ。
田造から「若手研究員のひとりが…」と盲人に預ける案の発端が語られるが、その案を強く推したのはきっと彼女じゃないかと私は思う。
ボスがこのAI事業に期待するのは名声とカネだけ(かもしれない感じ)なのに対し、彼女は、だから、違う。
もはや「母」の心境ではないか。それも最近一度、不良息子を育て上げてしまったという過去を持つ。…その「子」は"処分"されたんだろう。
今度の「子」は無事立派に育って欲しいと強く願っていたはずだ。でも景子に…資質あり有望とデータでは知っていても若い女にその子を預けるのには精神的に強い抵抗があったろう…母あるいは女という意味において。
もうそれこそ、ホグワーツの寮に入れるとか油屋に修行に出すほうがまだマシなくらいだったんじゃないか(笑)

それ故、恋(愛ではない)に暴走する25歳に育った息子の暴走に「打つ手がありません!」という場は、あれは笑いどころであると同時に泣かせどころでもあったはずだ。
…が、そういう心情はほとんど強調されてはいなかった。ほぼ唯一、異常が起きた深夜に駆け付けて来たという位で。

そんな役だから、劇団の他の女優、あるいは客演の女優ではどうもハマらないわけで、山岸女史で納得、ということになる。

ちょっと余談めくが、景子と久米島を見るにつけ、母とか女っていうのは、一種の「神」だよなあ、と思う(^^

(つづく)

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Tokyo観劇報告2017.6.24>劇団離風霊船「ようこそ、見えない世界へ」
1: http://t-akiyama.at.webry.info/201706/article_5.html
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