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zoom RSS Tokyo観劇報告2017.6.24>劇団離風霊船「ようこそ、見えない世界へ」〜11

<<   作成日時 : 2017/07/04 13:31   >>

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★「見える」ことの意味
盲人の話なのに見えるの見えないのとあんまり言うのは気が引けるが、世間の所謂健常者たる鈍感で無知蒙昧の私たちは、とにかく目に見えないと話にならないのだ。
…いや、舞台芸術として全然ダメってわけじゃないけど、極端な話、舞台上に誰の姿も見えないなんて芝居があったとしたら、見に行っていいもんかどうかずいぶん悩むと思う(笑)
それはともかく、芝居というものは昔から…私の知る範囲では能・狂言・歌舞伎の昔から、この世ならざるものを舞台上に顕現させ、そのことで物語に一層の広がりと深みを持たせることに成功してきた。
同じように現代の芝居でも、本来目に見えないものや架空の存在を舞台上に出して見せることで意外性を出したり面白くしたり深みや広がりを持たせたり出来る。

もっと大事な事だと私が思うのは、"見える化"(笑)することで身近になり説得力が出るということだ。…いやそりゃ下手を打つと馬鹿馬鹿しくて見てらんないというようなことにもなったりするんだけど(笑)
でも、声だけじゃなく舞台上に姿を現し、しゃべり、動き…するからこそ、感情移入もできようというものだ。

★本来見えざるものが現す姿
幼稚園のお遊戯会・発表会では、頭に「絵」をつけて「(ヒトならぬ)その役」…くまさんとかうさぎさんとかだということを現す場合がある(笑) わかりやすくてたいへんよろしい。ローコストだし(^^
ならば、オトナの演劇もそれでいいかというと、そんなことをしたらよほどの喜劇以外はぜんぶ台無しになってしまうだろう(^^;
古典芸能では、馬やイノシシは着ぐるみ・被りものだが、神霊など人外の登場人物(…人物?)は等身大でヒトと同じ姿形をしていて、化粧と髪型と衣装に工夫がある。…そしてだいたいは自分から何ものであるのか、名乗る(^^;

現代の演劇では、どうするのがいいだろうか? ずっと昔のアメリカ映画で、歌手のジョン・デンバーが主演したのに神様が出て来たが、あれと同じようにヒトと同じ姿でいいんじゃないだろうか。

★人外の存在の現れ方/去り方(消え方)
伝統芸能ではそれらしき音楽・鳴り物を伴って仰々しく出て来ることが殆どだ。
では現代劇ではどうしたらいいか。
観客を驚かせたりわっと沸かせたいのなら、ハデに出ればいい。スモークもわ〜、火薬ど〜ん照明びっかびか、とか。消える時も。
でも、身近に感じさせたいなら、自然に出て、自然にハケるのでいいだろう。それこそ他の登場人物と同じように。

見た人はわかるだろうが本作では、暗転後に当たり前に場に居て、あげくに「どろどろぉ〜〜」とか言っただけでそのまますたすた歩き去るのを見たが(笑)、意外に思ったし笑えたし、面白かった(^^
デスクの蔭からすくっと立ち上がって姿を現す、というのもあった。これもちょっとあれっ!と思った。印象的だった。

(つづく)

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Tokyo観劇報告2017.6.24>劇団離風霊船「ようこそ、見えない世界へ」
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